考察(2)

ンジン性能曲線図
みなさんはカタログを「・・・すみからすみまで」読むタイプですか。

それとも写真を見てスタイル感を頭に入れて、カタログに描かれているコピーそして解説を順に読みますか?いや、気になったところだけ掻い摘んで?

ショウルームで頂いた全てのカタログを、くまなく目を通す方は少ないのでは。ただエンジン解説とシャーシ解説ははずせない(笑)?巻末の性能諸元とモデル別装備類&カラーチャートも見ますね。マイチェンカタログでしたら、穴が開くほど相違部分を確かめますね?

アルピナやMモデルのカタログは・・モデル自体希少&カタログも一般の方には手に入りにくい傾向がありますから、入手したら熟読ですよね。確か毎日薄口カタログ眺めてましたね・・8ヶ月間。

昔の国産車はカタログにエンジン性能曲線。そして0→400mや最高速度がどのカタログにも記載されていました。一番高いギアでの駆動力曲線と走行抵抗曲線が交わるところが「理論上」の最高速達成ポイント。当時はカタログ値ですから、実際の最高速はかなりサバを読みそこから低い速度でサチュレートしました。

定規持ってカタログの性能曲線図に直線垂直に下ろして、実際に作業しませんでしたか?あなた自身で・・(これをやったオタクな方は私含めて40代の方が多い?・笑)

M3アルピナB3の性能曲線図。

いまさらですが・・M3は高回転高出力を達成、そのポリシーはこれからも変わりません、不変のものです。一つ変わるとすればこれからは以前のように、高回転高出力をショートストローク設計のエンジンで無理なく達成させるものです。この方がチューニングに際しても余裕が持てます。

M3はライバルのB3に対して常に1500回転位高回転でMAXパワーを発揮します。高回転域での抜群のトルク特性(吸入&燃焼効率達成)でトルクの落ち込みを減らすことにより、また同排気量で2.5〜3kgm高いトルクを発生させることで抜群の無類のパワーエリートとしての存在を誇示してきました。

B3は排気量アップにより低中速トルクを充実。トルク発生回転域の密度間をより圧縮し充実させることで、スポーツを謳える程よいパワーと抜群のフレキシビリティをオーナーである我々に常に提供してきました。扱いやすくかつ速い・・そして気持ちよい。

M3は高回転型エンジンでありながら、常にフラットトルクの形状を体現。この特性を活かしてタイムアップ・・オーナーの「思うシーンで」確実に速くに繋がります。

B3はフタこぶラクダ状のトルク曲線を体現。ここに(・・このカタチ)あらゆるシチュエーションでの走りの気持ちよさが、たっぷりと詰まっているのです。

M1!

1シリーズのスポーツヴァージョン。

ネーミングはM1なのでしょうか?私には憧れの「ビッグ・ネーム」なのですが。

130iデビューしました。販売はまだ先ですが驚きです。しかし、仕方ないですね・・A33.2や147GTAなどコンパクトサイズにビッグエンジン(ボディ能力以上の排気量)を積むのが流行っていますから。tiでも325が存在しました。

1シリーズのMバージョンは出ます。シャーシ能力アップやボディ補強は施すとして。興味あるのはどんなエンジンか?

3種類ほど噂があります。

4気筒高性能エンジン搭載。ベースエンジンは分かりませんが130iで258ps。プラス70psは欲しいところです。4気筒を選択すると「過給エンジン」にならざるを得ません。そうなると4気筒の可能性は低い。E30のM3の時も、325i(170ps)の出力以上の余裕は充分に確保。

6気筒エンジン。M3がV8に移行しますので、空白のストレートシックス高性能エンジンを1シリーズに搭載せざるを得ない。ベースエンジンはボア×ストロークが92×75.2mm(M5&M3)のピストンなどの部品を使用して開発した6気筒。これを2つ重ねてV12でM7の可能性・・などと「願望的開発説」がどこかの雑誌に書かれていました。でもV8&V10から直列6気筒を起こすのは・・?どうなんでしょうか・・コスト的に。

もう一つ・・かって噂に上がった現行M3「S54デチューン版」。ロングストローク型ですが回転限界を低めに設定することにより、排気量はそのままに325ps位に抑えて、かつまたトルク特性を充実させる。・・ありましたね!Mロードスター&クーペ(後期)に積まれた「もう一つのS54」が。325ps&35.7kgm。最高出力は低めの7400rpmで発生。こちらは開発コストが掛からずに安価でM1を、多くのユーザーに手渡すことが出来そうです。580〜590万円位かな。

ツインターボ

今のラインナップには無いツインターボシステム

ディーゼルユニットに相性の良い小径ターボそれも2基組み合わせることによって大幅にパワーアップ、レスポンスアップ、燃費&エミッションの低減に効果が期待ができます。日本には未輸入ですが受け入られることはむつかしそうです。

しかし、性能面での過給システムを採用した「アルピナとしてのチューニングエンジンの一つ」として振り返ってみます。今はスーパーチャージャを選択しましたがスペース的効率を重視とのコメントがありました。今後のエンジン開発は、ノウハウのあるツインターボ採用の可能性も否めないと思います。

ヨーロッパでの販売率40%を誇る、BMWのデイーゼルエンジン4&6気筒体系・・最近のデータでは無いのですが
2.0L 4気筒 84×90    150ps&330Nm
2.5L 6気筒 80×82.8  163ps&350Nm
3.0L 6気筒 84×88 
184ps&390Nm(3シリーズ)
193ps&410Nm(5シリーズ)チューニングは2種類
2.0L 4気筒 84×88    136ps&280Nmはフェードアウト(E39/520d)?
全てシングルターボによる過給のコモンレールディ−ゼルエンジンです。

アルピナD10ヴィターボはBMWとの共同開発。ベースは530d。上記330d&530dの84×88ボアストロークストレート6をベースエンジンに選び、補器類の見直しおよびタービンを2掛けした排気システム採用により、出力と燃焼効率を大幅に図ったモデルで本国での販売は好調のようでした。

圧縮比を18.0から16.0に落とし、ツインターボによりブーストを上げてボッシュDDE4.0(ダイレクト・ディーゼル・エレクトロニック)と組み合わせリファイン・・出力を大幅に向上させました。

193ps/4000rpm 410Nm/1750rpm
            ↓
245ps/3500rpm 500Nm/1800rpm
6速MTか5SWTを選択。車重1655kgで、かなり低速側の1700回転から既に51kgmのトルクを安定して発生。180km/h巡航で平均燃費10km/Lを記録。無類のトルク強化によるアルピナ車としての超高速巡航性能の確保が目的。

環境面でも昔から積極的に関心を示していたアルピナ。ディーゼルには関心を示したのは遅いのですがハイドロゲン・チューニングエンジンV12の開発計画(・・のさわりでも)に確実に着手し始めたことでしょう(BMW主導で)。     

ツインターボ2

E90でツインターボを備えた350psのエンジンが、ラインナップに加わるとの噂・・確かにありましたよね。しかしM3で400ps強・・その意義は?

本国の535d。もうデビューしたのでしょうか。巧みなツインターボシステムで、かっての高評価のE39アルピナD10の性能を大きく引き離す性能を体現してみせました。

530dのシングルターボをツインターボに・・大小のタービンに回転域で3つのステージ性を持たせ、全域で高性能ガソリン車と同等以上のトルク特性を持たせています。高回転まで(5000rpmまで回せる)続くトルクにより500回転高域の伸びが追加されています。

D10
245ps/4000rpm 500Nm/1800rpm
535d
272ps!/4400rpm 560Nm!/2000rpm

低速域では小ターボ  中速域では小ターボ+大ターボ  高速域では大ターボのみ

このシステムを330iに改良を施してマッチングと煮詰めを進めれば、ちょっと噂に上ったターボモデル(335i?)の登場の可能性は否めないですよね。

もっとも、このシステムをベースにアルピナがビターボモデル(共同開発)組んでくれましたら(新・D5は?)・・アルピナ・ノスタルジーの復権と新モデルへの期待が加速しそうですね。私の担当の方は、ビターボ・モデルの復活を夢見ているロマンティストの一人です。私は今のB3で当分充分ですが。






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